
総合評価
★★★★☆(4.0 / 5.0)
静かな緊張感と心理戦が際立つ、骨太なサスペンス。
良かった点
① 会話劇中心なのに緊張感が途切れない
派手なアクションよりも、取り調べ室での心理戦が物語の軸。
「いつ爆弾が爆発するのか」「犯人は本当のことを言っているのか」という不安が、終始じわじわと続きます。
② 犯人像が非常に不気味
犯人は典型的な“悪役”ではなく、
どこまで本心なのか分からない不気味さが強烈。
観ている側も警察と同じ目線で翻弄されます。
③ 原作の重厚さを活かした脚本
原作(呉勝浩の同名小説)が持つ
- 社会性
- 人間の闇
- 正義とは何か
といったテーマが、映像でもしっかり伝わってきます。
気になった点
・テンポはやや遅め
会話中心なので、
スピード感や派手さを求める人には物足りない可能性あり。
・説明が少ない部分もある
あえて説明しない演出が多く、
人によっては「分かりにくい」と感じるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 心理サスペンスが好き
- 『CURE』『罪の声』『七つの会議』系の作品が好き
- 派手さよりも緊張感・演技力・脚本重視
まとめ
『爆弾』は、
静かだが非常に重い一撃を残す映画です。
観終わった後も「犯人とは何者だったのか」「正義とは何か」を考えさせられる一本。

コメント